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自己破産の舞台裏 わたしに残された自由財産というお金

皆さんは自由財産をご存知でしょうか?
自由財産とは自己破産の際に最低限生活に必要な財産を手元に残すことが出来ることをいい、現金だと99万円までといわれています。

わたしの場合、借金が自転車操業の状態から滞納していた税金の給与差し押さえ強制執行を受けていよいよ借金が返せなくなりました。自己破産申し立てと同時に借金の返済は中断したのですが、税金の滞納から発生した給与差し押さえ強制執行については中断はありません。
今、思い返してみてもとても恐ろしい話です。自己破産してもある特別な自由財産がなければ、完全に生活苦に陥るところでした。
家賃が払えない、光熱費が払えない、子どもの教育費が払えないなど…。

免責の許可も下りた今だから話せますが、実際にはある特別な自由財産のおかげでその後の生活が助けられました。
それは、副業で始めた転売ビジネスの売上金です。
例えばクレジットカードのショッピング枠を使って買った物を換金するクレカの現金化については、自己破産の申し立ての際に裁判官に悪質と判断されれば心証が悪くなりその後の裁量免責で不利に働く場合もあると思います。
わたしの転売ビジネスはヤフオクで仕入れた中古のマルチメディア(DVD、CD)をアマゾンで販売する手法でした。
借金で首が回らなかったわたしが仕入れに使っていたのはクレジットカードのショッピング枠です。結果的には自己破産したので副業自体も失敗だったといえますが、クレカの現金化とわたしの副業は何が違うのでしょうか?結果的にはやっていることはあまり変わりません。

相談した弁護士さんに売上金について尋ねました。
わたし「副業の売上金は、どうしたらいいですか?」
弁護士さん「全ての返済についてその支払いを中断するので、売上金は虎の子のお金です。自由財産として99万円まで残すことができます。」

結果的には35万円ほどの売上金が宙に浮き自由財産として手元に残すことが出来ました。
当初は自己破産申し立て費用として弁護士さんに20万円プールしてもらいましたが、その後返却してもらいました。
具体的な売上金の使途については、生活再建費用、義父の葬儀費用、母の転院費用、自動車の購入費用などに充てられました。

自己破産する方のなかにはわたしのように税金で苦しめられる場合もあれば、失業やリストラ、身内が自分の借金の連帯保証人など困難が待ち受けている場合もあるでしょう。

わたしの体験ではどんな形でも良いので自由財産として出来るだけ多くのお金を残しておくことは自己破産するうえでも非常に大事なんだと知りました。
法テラスなどを通して自己破産費用を分割にすることも手元に現金を残すことができる方法のひとつです。