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不器用な床屋さんの話

本来なら床屋さんというのは器用な人が就く職業なんでしょうね。
しかし、妻には彼のことを不器用な床屋さんと話しています。今日は、そんな不器用な床屋さんについての話です。

お風呂で疲れを流していると、ふと気づいたことがあります。
床屋さんに2ヶ月以上行ってないのでクセ毛の髪がモサモサです。普通なら来週でもと考えそうですが、今日の劇場映画鑑賞で今月の小遣いもほとんど無くなりました。
皆さんは3,900円の散髪代って高いですか?安いですか?

わたしの妻に言わせると高いそうです。「しかも上手くない。」と言います。自分は美容院で1回10,000円位使うのに、「1,000円カットに行くのなら毎月でも良いよ。」と言います。
確かに左右のもみあげの仕上りが揃ってなかったり、話に夢中になってカット時間が日によってバラバラだったり、(今日は手抜きやがったな。)と内心思うこともあります。
だけど、散髪って今日はどうしてこうして言わなくても意思疎通ができてる方が楽だし、3,900円は高くないと思っています。

以前、妻に「どうしても不器用な床屋さんじゃないといかんの?」と言われたとき、腹立ちまぎれにこう言ってやりました。

「あの床屋は俺が行かなきゃ潰れるんだよ!」

妻は(うちの旦那馬鹿なの?)って顔をしていました。(・。・;

ちょっと大袈裟ですが、わたしは知っています…。私の通う不器用な床屋さんはわたしの職場の近くにあります。彼の店の前を通り掛かるときはいつも閑古鳥が鳴いています。

でも、「不器用な床屋さん」なんて呼び方してますが、彼は本業の傍ら10年以上アルバイトをしながら家族を養っています。
彼は、わたしが自己破産したことなんて知りませんが、お互いに知り合ったころに比べるとくたびれたなぁと感じています。わたしが白髪が増えたことを気にしていると「年相応ですよ。」と気遣ってくる優しい男です。
これは、ある意味一家を支える者同士の絆にも似ています。

だから、閑古鳥が鳴いていても、もみあげが左右揃っていなくても関係ないんです。彼のことは、見捨てられない。
彼は手先うんぬんの前に生き方が不器用な床屋さん。大袈裟ですか?
彼は日本一不器用な床屋さんで、わたしはその日本一の床屋さんに通っています。馬鹿ですか?

今月は給料日が来るまでは行けないけれどゴールデンウイークまでには行きたいな。

節約

Posted by hasan77