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「仕事ばかりすると鬼になる」と教えてくれた先輩

「仕事ばかりすると鬼になる」鬼にはなりたくない。

職場で面倒をみてくれた先輩が、「仕事ばかりすると鬼になる」と言ってしょっちゅうわたしを休憩に誘ってくれた。
「サボり方も教えてもらった。」と冗談ぽく言うと彼は満足そうな顔をした。彼にとっては最上の誉め言葉だった。

イキに感じて仕事をすることは大事なときもある。
仕事を効率よく進めるためには、自分自身が頑張りすぎては駄目とは彼の持論。

彼とは、コーヒーを飲みながらよく話をした。彼はコーヒーおごるだけでは、あまり意味はないと言っていた。一杯のコーヒーを片手に会話を楽しむことに意味があると。
わたしはつまらない人間で、彼からは楽しい話をたくさん聞かせてもらった。
日本の文化、歴史、世界、本、映画、家族 いい思い出だ。

そんな彼だが、ある日人一倍仕事をしている姿を目にしたことがあった。(誤解しないで欲しいのだが本当にサボってばかりの先輩ではない。)
しかし、本当に驚いたのは彼の周りの人間が一心不乱に働いている姿だった。彼は、コーヒーを片手に会話を楽しむことで多くの信頼を勝ち得ていた。

「ガリア戦記」で知られる英雄カエサルが丘の上に立つとそれを見た兵士が奮い立った話がある。戦況は思わしくなかったのだが、指揮官の存在が彼らに力を与え苦境を乗り切りのちに勝利する。
彼が英雄だなんて大それたことは言わないけれど英雄肌であることは間違いなさそうだ。

そんな彼は「本ばかり読むと悪魔になる」とも話していた。
彼は自身がすでに悪魔かもしれないと言ったことがある。
この意味については今でも謎だ。



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